定年後に向けたおすすめ資格【中小企業診断士】~50代、60代でも取得可能!

定年後に向けて、さらならスキルアップを図りたいと考えている人も多いでしょう。

会社員として、どのようなスキルを磨いてきたかは人それぞれですが、どの分野で活躍してきた人にも広くおすすめできる資格が中小企業診断士です。

私自身は、15年ほど前に中小企業診断士試験に合格しました。

取得が簡単な資格とは言えませんが、50代、60代の人でも十分合格可能で、以下の記事でも簡単に紹介した通り、会社員経験の総まとめとして取り組んでみるのもおすすめです。

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幅広い視野を得ることができ、自分の新たな強みや関心に気付くきっかけにもなるかもしれません。
そう考えると、サラリーマンが取得したい資格ランキングで常に上位に入るのもうなづけますね。

そこで今回、私の体験を交えて、この中小企業診断士の資格について解説してみようと思います。

中小企業診断士はどんな資格? 50代、60代でも取得可能?

中小企業診断士は「中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家」とされています。

一次試験では「財務・会計」「経営情報システム」の科目があり、二次試験でも必ず財務やIT(情報システム)に関する問題が出るため、情報システム部門や財務部門の経験がある人はかなり有利と言えます。

また、法務やマーケティングの経験が長い人もその知識を活かして、勉強に取り組みやすいでしょう。

 

このように、各人の得意分野を足掛かりに、経営全般に関する見識を深めることができるので、会社員として磨いた知識・スキルの総決算としてチャレンジしてみるのもおすすめです。

ビジネスマンとしての経験が長い人は、物事のポイントを見抜いて効率的に習得することに長けていることが多いので、その意味で50代、60代の人でも十分試験合格と資格取得を目指すことができると思います。

長年にわたるビジネスマンの経験を活かして、国家資格という形で残せるのはとても魅力的ですよね。

 

また、自分が活躍できる分野をうまくみつけることができれば、独立開業や副業で収入を得ることも可能です。

なお、応用情報技術者試験などの情報処理技術者試験合格者は一科目(経営情報システム)が免除されます。

 

私の合格までの勉強方法

私自身は、もともとIT部門が長く、第一種情報処理技術者試験(現・応用情報技術者試験)に合格していたので、一科目(経営情報システム)が免除対象になるのと、30歳になってビジネスマンとしての広い視野を身につけたいとの思いから、この中小企業診断士試験に興味を持ちました。

そこで日本マンパワーの通信講座をメインの教材として勉強を始め、会社の昼休みと帰宅後に毎日欠かさず勉強を続けました。特に「財務・会計」が最大のポイントになると見定め、別の問題集を買って重点的に学習に取り組みました。

このように独学で資格勉強を一年間続けた結果、一次試験は一回で合格、同年の二次試験は不合格になったものの、翌年に無事合格。

最終となる三次試験(面接)は一回でパスし、その後、15日間の実務補習を経て、晴れて中小企業診断士登録を行うことができました。

診断士登録が完了し、名前が掲載された官報は今も大事に保管しています。

 

なお、今はオンライン講座で効率的に学ぶこともできるようになっています。当時このような講座があれば便利だったのに…と思うこの頃です。

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中小企業診断士としての働き方 ‐ 定年後を見すえた活用も

 

さて、そんな中小企業診断士としての働き方としては、主に以下の2つになります。

  • 企業内診断士として働く
  • 独立開業する

以下で、それぞれ解説したいと思います。

企業内で活かす

会社員の人は、再就職や再雇用の場合を含めて、まずは企業内でその資格を活かして活躍を目指すことになります。

私の経験から言っておきたいことは、診断士としてのスキルや知識を積極的に活用できるように努めるべきということです。

何も意識しないと、ただ資格を持っているだけで終わってしまいかねません。前述の通り、幅広い分野について学べるからこそ、活かせる分野も数多いので、自身が携わっている現業でうまく活用していけるように努めてほしいのです。

私も、当初所属していたIT部門では培った診断士としてのスキルや知識を使える場面がほとんどなかったのですが、公式Webサイトの担当になってからはコンテンツ作成にも積極的に関わるようにしました。

現在勤める保険会社では中小企業経営者向けのWebコンテンツを作ることがあり、適切なライターをアサインできない場合は私自身がライティングを任されることもあります。
本来、ライティングは自分の業務ではなかったのですが、ここはよい機会と前向きに捉えて、どんどん引き受けるようにしています。

一応、私が作成するものは中小企業診断士が執筆・監修したコンテンツということで、会社としても信頼度の高いことをアピールできますし、私自身の価値を高めるのに役立っていると言えます。

「プロのライターに頼めば、●万円費用がかかるのだから、その半分でもライティング料をもらえないかな…」とも思ったすることもあるのですが。(笑)

実際のところ、保険会社では企業経営者向けに記事などのコンテンツを作成しているところが多く、将来ライターとして個人で仕事を受注できないかな…と考えることもあります。そうすれば、副業あるいは独立開業として収入につなげることもできるかもしれませんので。

独立開業・起業に活かす

独占業務はないものの、独自の強みを打ち出せれば、中小企業診断士として独立開業も夢ではありません。

強みを出す有力な方法は、税理士や社会保険労務士、行政書士などのダブルライセンス、トリプルライセンスをアピールするものが挙げられます。

実際、資格更新のために理論研修に参加すると、そのような複数資格を活かして、独立開業している人に多く出会います。

また、企業内での経験、例えばIT開発やWebマーケティングなどの強みと掛け合わせて、コンサルタントとしての能力を売り込む方法も考えられますね。

その他、公的機関の経営相談窓口、記事のライティング、補助金申請のサポートなどで稼ぐことも十分可能です。

リスクを軽減するやり方としては、会社内で上記に近い業務を担当してみる、または、会社勤めをしている間に、副業として上記のようなことに取り組んで試してみるのがおすすめです。

もし会社で副業が禁止されている場合は、経験を積むことを重視して、無償で行ってみてもよいでしょう。

 

資格維持が困難!そんな時に休止制度も利用できる【体験談あり】


経営コンサルタントとして、一定以上の能力があることを示す国家資格ですので、上記のように独立開業を目指すことも可能です。

ただ、「現在の仕事が忙しいので、独立開業のことは将来、定年が近くなったところで、あらためて考えたい」という人も多いでしょう。

また、資格を維持するためには5年ごとに実務の従事に関する要件を満たす必要があります。
一般的には、実務・実務補習等に15日以上従事または受講する必要があり、実務補習は平日にも入ることが多いので、会社勤めをしている人にはかなり大変です。

そんな場合、経済産業大臣に休止申請書を提出することにより、最大15年間中小企業の経営診断の業務従事を休止することができるのです。

海外勤務になる人や、定年を迎えてから独立開業に向けて再開する人も多いことを配慮した制度なのだと思われます。

なお、休止期間であることをことを明示することを条件に、引き続き中小企業診断士と名乗ることは可能です。

 

私も「中小企業の経営診断業務休止」制度を利用済み

実は、私自身この制度を利用して13年ほど経営診断の業務従事を休止をしていました。

手続きは難しくありません。 「中小企業の経営診断業務休止申請書」と「中小企業診断士登録証」を中小企業庁宛に郵送して申請するだけです。

受理されると「中小企業の経営診断の業務再開の申請可能証書」が郵送されてきます。

この証書は資格再開の申請にあたって必要となるものですが、私はこの大事な証書を紛失してしまい、再開時に大いに苦労することに…。

昨年、慌てて中小企業庁に電話で問い合わせ、追加の書類を提出することで何とか業務従事の再開を申請して認められ、13年ぶりに登録証を交付してもらったところです。

中小企業診断士登録証
登録再開後、新たに交付された登録証です。

 

ちなみに、再開に必要な証書を紛失してしまったために、追加で提出した書類「『中小企業の経営診断の業務再開の申請可能証書』紛失による不添付理由について」は以下のようなものです。
(中小企業庁のサイトには掲載されていません)

「中小企業の経営診断の業務再開の申請可能証書」紛失による不添付理由について

 

まとめ - 幅広い分野を学べる資格だからこそ、定年後のキャリアにも有効

上記の通り、中小企業診断士はさまざまな活用の可能性がある資格と言えます。

休止制度を利用して、インターバル期間を設けることが可能なのも、他にはなかなかない特色です。

自分の新たな強みを見つける契機にもでき、定年後のキャリア形成にも大いに役立ちそうです。

ぜひ資格取得の勉強にチャレンジして、自分の強みを活かして活躍できる可能性を考えてみてください。

 

具体的な学習方法として、オンライン講座を利用するのがおすすめです。詳しくは以下の記事でどうぞ!

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あと、私が運営している別サイト「すぐに使える!IT英語」では、ITのキャリアがある人にも中小企業診断士資格の取得がおすすめである理由を解説していますので、こちらもどうぞ。

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