日々の安心を得るための方法は色々ありますが、防災、防犯のための備えもしっかり行っておきたいもの。
「火災保険、地震保険は必要?-老後に向けておすすめしたい備えとは?」でも述べた通り、火災保険の盗難補償があれば、空き巣に現金を盗まれたといったケースは補償してもらえるのですが、やはり最初から被害に逢わないようにできるのが理想です。
特に、自身の老後や年老いた親のことを考え、防犯への備えを検討したい人もいることでしょう。
そこで今回、我が家で実際に導入済で、約4年利用しているセコムのホームセキュリティ(監視カメラ付き)について詳しく紹介しようと思います。
「警備サービスなんて、一部のお金持ちのためのものでしょ?一般の家庭には関係ないよ」
…そんなイメージを持つ人が多いかもしれません。私も当初そうでした。
ただ、調べてみると意外に手ごろな価格で導入できるし、使い方も簡単。子どもや年配の人がいる家庭で大いに活用できるのです。
その他、導入して気づいた点も色々ありますので、使い方や料金のことも含めて解説していきます。
*日々の暮らしに役立つものを以下の記事で紹介しています。
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【まず結論】セコムのホームセキュリティはリーズナブルな価格で満足!(おすすめ)
標準的な一戸建て家屋である我が家では、セコム・ホームセキュリティ契約(機器レンタル)を結んでいます。
セコムでは機器買取プランもあるのですが、初期導入費用があまりにも高く、検討対象になりませんでした。
現在の契約は、必要十分なセキュリティ内容をカバーしつつ、価格もリーズナブルと思えるもので満足しています。
では、実際に我が家のプランのついて、内容を紹介します。
取り付け工事について(監視カメラのオプション付き)
外部からの侵入を検知するためのマグネットセンサーは、1階が9箇所(1箇所は玄関)、2階が2箇所(ベランダ側の窓)の計11箇所。人が侵入できる箇所は全てカバーしています。
さらにオプションで、玄関周辺をカバーする監視カメラ(防犯カメラ)も1台設置しました。
このあたりのプランは営業担当者に要望を伝えて、見積もりを作ってもらいました。
実際の取り付け工事は1日で完了。実質4時間もかからなかったと思います。立ち会いは必要だったものの、顧客側としては特に大変なことはありません。
価格について - 導入費用と月額費用【割引や値引きは?】
公式サイトをみると、セコム・ホームセキュリティNEOのレンタル料金で、月額6,800円からとなっています。
プランの内容によって詳細は変わるのですが、我が家のプランと比較しても大きく外れている印象はありません。
実際、我が家が契約した内容(セコム・ホームセキュリティ契約(機器レンタル))の価格は以下の通りです。
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一時費用として90,000円がかかったものの、その後の支払いは月額7,500円だけで、追加の費用はかかっていません。
子供の習い事にかかる程度の費用ですから、充実したサービス内容を考えると、リーズナブルな価格という印象です。
なお、契約終了して、セキュリティ機器を取り外す際には、取り外し費用がかかりますが、目安としては4LDK戸建ての場合、15,000円程度ということなので、取付時に比べれば大きくはありませんね。
セコム・ホームセキュリティの使い方は?利用方法は簡単?
実際に導入した後、簡単に使えるかどうかも気になるところですよね。
安心してください。利用方法はとても簡単です!
導入時に小四だった次男でも、簡単に使いこなすことができていました。
外出時には、セコムのスティックキーをセット解除ボックスに抜き差しするだけでセキュリティの警戒(セット)ができます。
帰宅時にはドアを開けた直後に再度スティックキーを抜き差しするだけです。
基本的に、このスティックキーは家族全員が一本ずつ、通常の家の鍵と一緒に持っておきます。
夜間は、ホームコントローラーでセキュリティの警戒(セット)をします。
セキュリティの警戒(セット)後、もしマグネットセンサー(防犯センサー)が取り付けられたドアや窓が開いた時には自動で検知され、すぐに警報が鳴る仕組みです。
なお、我が家では監視カメラも導入しているため、テレビモニター・記録装置・操作パネルが全て一体化されたコントローラーを利用。
監視カメラのセンサーが感知すると自動で記録が行われ、感知時にライト照射もあるため、威嚇の効果も期待できます。
さらに、セコムの「監視カメラ設置」のステッカーももらえるので、目立つところに貼ると防犯に効果絶大です!
その他のポイント - 火災保険が割引になるケースも
私もサービスを導入するまでよく知らなかったのですが、その他にも以下のようなうれしいポイントがあります。
盗難保険、災害見舞金が支払われる
万が一被害に遭った場合には、現金・貴金属は50万円、家財は200万円まで適用される盗難保険が自動付保されています。
さらに、10万円単位で100万円まで支払われる災害見舞金を同様に自動付保されるのです。
事後になりますが、金銭面での補償があるのは心強いですね。
メンテナンス費用がかからない
機器の電池切れや故障は、顧客が気付かなくても自動的にセコムに通知されます。
機器の異常を検知すると、すぐに駆け付けて点検してくれるので、とても安心です。
レンタル契約の場合は永続的に、無償で電池交換・修理されるので、メンテナンスに伴う追加費用を考える必要がありません。
実際、我が家でも一度メンテナンスをしてもらったことがあり、とても助かりました。
緊急発進拠点(駆けつけサービス用)
緊急発進拠点は全国に約 2,800ヵ所ありますが、詳しい住所については、防犯の観点からWeb上では公開されていません。
自宅の近くに拠点があるかどうかをセコムのスタッフに聞いてみるのもよいでしょう。
我が家の場合、営業担当者に話を聞いたところ、市内(しかも自宅の近くで徒歩3分!)に緊急発進拠点があると知り、安心しました。
火災保険でのホームセキュリティ割引
セコム損害保険会社の火災保険(セコム安心マイホーム保険)では、ホームセキュリティサービスを導入している場合、合建物・家財の保険料の割引を受けられることがあります。
※割引適用には条件がありますので、担当者に確認するようにしてください。
なお、火災保険・地震保険の一括見積もりには、以下の記事で紹介してるサイトが便利です。
該当サイトでは、セコム損害保険の商品も取り扱っていますので、チェックしてみてください。
「火災保険、地震保険は必要?-老後に向けておすすめしたい備えとは?」でも述べた通り、やはり万一の場合に備えて、火災保険、地震保険は頼りになるもの。 上記の記事を読んだ方は、 「やはり台風などの自然災害やもらい火のことを考えると、[…]
セコムのホームセキュリティを利用していて、こんな失敗も
我が家では、下の子が小学生4年生の時に導入したのですが、利用方法は簡単なので、子どもが使いこなすのも問題ありませんでした。
ただ、そんな我が家でもいくつか失敗をしたこともありますので、参考に紹介します。
①スティックキーの紛失
次男が一度スティックキーを紛失してしまったことがあります。
明らかに家の中での紛失だったので、電話でセコム担当者に相談し、単純に追加で1本発行をお願いしました。費用は2,000円程度だった気がします。
セコム側で迅速に対応してくれて、とても助かりました。
②帰宅時、セキュリティ解除に失敗
またもや次男の失敗談。
セコムのスティックキーを持たずに外出し、その後に妻がセコムの警戒セットをして外出。しばらくして帰宅した次男が、自宅のカギのみで玄関ドアを開けてしまい、1分以内に解除することができず…
その結果、セコム緊急対処員の方に急行してもらうことになってしまいました。その時に来ていただいた方、大変申し訳ありません!(以後、気を付けます…)
ちなみに、その時も追加料金はかかりませんでした。
③セキュリティ解除せずに窓を開けてしまう
最後は軽めの失敗を。
よくやってしまうのが、セキュリティを解除しないまま、朝、窓や玄関のドアを開けてしまうこと。朝、雨戸を開けたり、新聞を取りに行こうと玄関ドアを開けたりする時によく起きます。
1~2ヶ月に1回くらいの頻度で起こり、その度に大きな警告音が鳴りますが、もう慣れたもの(?)で、家族の誰かが落ち着いてコントローラーの「解除」ボタンを押すことですぐに止みます。
もちろん、すぐに解除すれば緊急対処員の方に出動の手間をかけてしまうことはありません。
まとめ - 「安心を買いたい」と考える人におすすめできる
上記で紹介したホームセキュリティが、実際に防犯・防災を食い止めるのに役立つ場面があるかどうかは、誰にもわかりません。
もしそのような場面が発生しないのなら、それもよしと考えるべきで、ホームセキュリティも保険と同じく、「安心を買う」と考えるのが適切です。
個人的な感想としては、セコムのホームセキュリティには満足していて、特に不満な点はありません。
一度導入すれば、日常で防犯についてあまり気にかけなくても大丈夫という安心感を得られるのは大きいと思います。
(もちろん油断しすぎてはダメですが)
夜に外で多少の物音が聞こえても、「どうせ不審者が侵入できるはずがない」と気にせず、安心して眠れます。
セコムの営業担当者から最初説明を受けた時は、さすが防犯の専門家と思える知見があり、「やはり素人が考えることとは大きく違いがあるな」と唸らされました。
やはり、重要なことはその道の専門家に意見を聞いてみるのがおすすめです。
ホームセキュリティはプランによって、内容や価格が異なりますので、関心がある人は資料請求を行ってみることをおすすめします。