「今後に向けて、仕事に役立つ知識やスキルを身につけないとマズいかも…」
「キャリアアップのためにも、何か資格の勉強をしようかな? ただ、勉強は苦手…」
「難し過ぎず、役に立つ資格がいいのだけど、何が適切だろう…」
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先行き不透明な時代。
長く働くことを念頭に、自分自身のレベルアップを図らなければいけないと思う一方、つい以下のような状況に陥っていませんか?
↓
「何か役立つ知識やスキルを学びたいな」⇒「でも、何を始めればよいか分からない…」⇒「とりあえずゲームかYouTube動画でも…」⇒自己嫌悪とともに一日が終わる…
こうして迷っているうちに、どんどん時間が過ぎていくと、焦りも募りますよね。
もう「無為な時間を過ごしてしまった…」と自己嫌悪に陥るのはやめて、まずは確実に役立つ資格を取得できる勉強を始めるのはいかがでしょう?
勉強には慣れていない、という人も大丈夫。
今回、ごく初級者にもおすすめできる、基本の資格を分野別に5つを紹介します。
まず最初の一歩としてスキルアップを図りたい会社員、これから仕事を探したい主婦など、多くの人におすすめできる資格です。
*今回、以下の点を重視して、おすすめの資格を選定しました。
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また、それぞれ資格取得できた後、さらにステップアップを目指すための方法も解説しています。
*こちらの記事もおすすめ!
「定年後も働き続けるために、さらに知識やスキルを身につけたい」 老後も仕事を続けたいと考える人の中には、そのようにあらためて資格の勉強に挑戦したいという人も多いでしょう。 すぐに就職に有利になったり、業務遂行に役立つ訳で[…]
①ITパスポート【ITの超基本を学べる】(国家資格)
AIやDXの話題を聞かない日はない現代。今やどんな仕事をするにせよ、ITリテラシーは必須です。
「大事なのは分かるけど、ITのこと全然分からないし、自信ない…」
そんな場合に、おすすめしたいのがこの「ITパスポート」です。
この資格は、ITの専門家向けのものというよりも、ユーザーとしてITを使いこなすのに必要な基礎知識を学びたい人向けの内容となっています。
今やITと関わりのない業務は皆無と言っていい時代。その意味で、ITパスポートは、全ての社会人に(もちろん学生にも)おすすめできる資格です。
なお、IT関係者としての基本を学ぶ場合は、後述する基本情報処理技術者を目指すのがよいでしょう。
私自身は、第二種情報処理技術者(現:基本情報処理技術者)の資格から取得したのですが、かなり専門的な内容なので(プログラミングもあり)、もし基本的なことから学びたいという人は、まずITパスポートから始めてみましょう。
おすすめできるポイント【ITパスポート】
ITパスポートは、ITの基本から学べる内容になっていて、「ITのこと、全然分からない、自信ない…」「基礎から学び直したい」という人にぴったりです。
しかも、れっきとした国家資格です。
どのような業種の企業や部門でも、必ず役に立つ内容となっています。
経営やマーケティング、法務に関連する内容や、実務的な内容など扱う範囲は広く、私の会社でも、まずはこのITパスポート試験に向けて勉強を始めるという人が多数います。
数ヶ月の学習期間で十分合格が狙えるのも魅力。
自分に合いそうな教材を使って、計画的に学習を進めましょう。
「あ、このテーマ、聞いたことある」とか「よく耳にする〇〇って、こういうことだったのか」と、きっと知的好奇心を刺激されるに違いありません。
*ITパスポートは以下のオンライン学習サービスの利用も可能です。
さらにステップアップを目指すには【基本情報処理技術者がおすすめ】
首尾よくITパスポートに合格でき、さらにITの知見を深めたいと思ったら、基本情報処理技術者を目指すのもおすすめです。
基本情報処理技術者は、ITベンダーや情報システム部門で取得が必須となっている会社もあるほど、有名な資格です。
午前と午後の試験に分かれていて、出題範囲が広く、プログラミングも学ぶ必要があります。
ITパスポートより専門的な内容で、難易度はかなり上ですが、挑戦してみる価値はあります。
基本情報処理技術者試験に合格できたら、さらにステップアップを図って、応用情報処理技術者(旧:第一種情報処理技術者)を狙うルートもあります。
(私はこのルートを辿りました)
難易度は一層上がりますが、もし合格できれば立派なITの専門家と名乗れます!
*詳しくは、「定年後や老後におすすめ!仕事で使える資格5選【実際に取得済!】」の記事も参考にしてください。
②日商簿記3級【経理、財務・会計に強くなる】(公的資格)
簿記の基礎を学ぶことができる民間資格で、常に「取得したい資格」や「役立つ資格」として上位の人気を誇ります。
「商工会議所検定試験」公式サイトでは、日商簿記3級について以下のように説明しています。
基本的な商業簿記を修得し、小規模企業における企業活動や会計実務を踏まえ、経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベル。
上記の説明では「小規模企業」となっていますが、どのような企業でも簿記と無関係で企業活動はできません。
日商簿記3級を取得できれば、必須の基本知識を身につけることができ、さらに後述するステップアップへつなげることが可能です。
おすすめできるポイント
私自身は、簿記資格の取得に向けた勉強はしたことがないのですが、大学の授業で簿記を勉強したことがあり(思えば、その時に日商簿記3級は取っておけばよかったと後悔…)、中小企業診断士の「財務・会計」*でも一通り学習しました。
*日商簿記2級レベルの問題が出題されると言われています。
そこで感じたのは、経理や財務会計の専門職でなかったとしても、簿記の知識は役に立つということです。
私の場合で言うと、自社や取引先の財務状況を読み解いたり、会計システムの構築やメンテナンスのプロジェクトに関わる際、非常に役立ちました。
また、「独立起業や副業をしたい!」という場合にも、帳簿付けなどに役立ちます。
*日商簿記3級は以下のオンライン学習サービスの利用も可能です。
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さらにステップアップを目指すには【日商簿記2級がおすすめ】
日商簿記3級を取得した後、一番基本となるステップアップが「日商簿記2級」の取得を狙うことです。
また、学んだ知識を一次試験の「財務・会計」や、二次試験で活かせる「中小企業診断士」を狙う手もあります。
いずれも難易度はかなり高くなりますが、自分の強みやチャンスを活かせる可能性があるなら、挑戦してみるのもよいでしょう。
③FP3級【金融、不動産、税務に強くなる】(国家資格)
FP(ファイナンシャル・プランナー)は、不動産、住宅ローン、保険、年金など金融全般の幅広い知識を活用し、将来の夢をかなえるサポートを行う専門家です。
2003年(平成15年)から「FP技能士」として国家資格となっています。
(AFP、CFP®は民間資格)
FPは、相手の夢や目標を聞き、その実現に必要な資金計画などを提案する「ファイナンシャル・プランニング」を行います。
金融機関や不動産業などで力を発揮する、また一般企業内で活躍の幅を広げる、あるいは自身の家計管理や資産運用に役立てる人などさまざまです。
おすすめできるポイント
人生100年時代とも言われ、必要な経済的準備や資金計画の重要性がますます高まっています。
それに伴い、経済的なアドバイスができる人材の活躍の場も当然広がっており、金融業界や不動産、会計事務所、さらには一般企業でも活用できる場面が増えています。
また、仕事の場面だけでなく、自分や身内に対しても、住宅資金、教育資金、老後資金の準備などファイナンシャル・プランニングを行い、今後の資金計画にも役立てることができます。
さらにステップアップを目指すには【FP2級、AFPがおすすめ】
FP3級を取得したら、次はぜひFP2級とAFPの取得を目指してほしいところです。
より専門的な内容となり、学習時間も増やす必要がありますが、3級で基礎知識がしっかり押さえられていればスムーズに学習が進むはずです。
ここまでくると、ファイナンシャル・プランニングの専門家と自信をもって名乗ってよいレベルになれます!
詳しくは、「定年後や老後におすすめ!仕事で使える資格5選【実際に取得済!】」の記事も参考にしてください。
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④ビジネス実務法務検定3級【法務・法律に強くなる】(公的資格)
現代のビジネスでは、法務部門に所属する人だけでなく、営業や総務、人事、、経理、IT等、あらゆる部門で法律知識が不可欠。
つまり、コンプライアンスやリスクマネジメントを含めて、法務の理解が必須です。
法務の知識が不十分なために、もし不適切な対応を行ってしまった場合、「自分は知らなかった」「他の人もやっている」という弁解は通用しないのです。
そんな事態を未然に防ぎ、正しい法務知識を学ぶには、ビジネス実務法務検定がおすすめです。
様々な分野における法律知識が学べます。
「どうも法律系は取っつきにくい…」と苦手意識がある人は、基本的な考え方をマスターするのに最適な3級から始めてみるのがよいでしょう。
ビジネス実務法務検定3級を取得できれば、ビジネスパーソンとして基礎的法律知識を有することの証明になります。
さらにステップアップを目指すには【ビジネス実務法務検定2級など】
ビジネス実務法務検定には2級、さらに1級もあり、段階的にスキルアップを図っていくのもよいでしょう。
2級では、「企業での実務経験があり、弁護士などの外部専門家に対する相談で一定の対応ができるなど、質・量とも適切な法律実務知識を有している」レベルが基準となります。
また、法律の基礎知識を活かして、宅建や行政書士の学習を始めてみる方法もあります。
*ビジネス実務法務検定の各級は以下のオンライン学習サービスの利用も可能です。
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⑤販売士3級【小売業、営業の経験がある人に】(公的資格)
もし小売業や流通、営業の経験がある(または興味がある)場合には、販売士3級の学習を検討してみるのもよいでしょう。
流通業・小売業で必要な基礎知識やスキルを身につけ、売り場における販売担当としての力になるはずです。
基本的なマーケティングについても学べるのも特長の一つ。
出題科目は次のようになっています。
- 小売業の類型
- マーチャンダイジング
- ストアオペレーション
- マーケティング
- 販売・経営管理
この中にはすでに知っている内容もあるはずですが、きちんと知識を体系的に整理して、確実に身につけられるのは大きな魅力です。
さらにステップアップを目指すには
販売士3級を取得したら、次は販売士2級、さらに1級を目指すのもよいでしょう。
より専門的な内容となりますが、3級で基礎知識がしっかり押さえられていればスムーズに学習が進むはずです。
また販売士は、中小企業診断士の学習範囲とほとんど重なっています。ついては、中小企業診断士資格の取得を狙う手もあります。
詳しくは、「定年後に向けて中小企業診断士はおすすめの資格?【50代、60代でも取得可能?】」の記事も参考にしてください。
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まとめ【自分の関心や経験を考慮してまず一歩を】
今回紹介した資格は、どれも取得したからといって即高度な仕事ができると約束された資格ではありませんが、さまざまな活かし方ができる、非常にユーティリティの高い資格ばかりです。
「資格取得なんて、別に役立たないよ…」と拗ねるより、まずは一歩踏み出すことが大事ではないでしょうか。
私は、派遣会社から紹介された人材と会って話をする機会がよくあるのですが、もし相手の方が今回挙げたような資格を保持していたら、間違いなく注目します。
どの知識も汎用的に活かせるものですし、何より
「新しいことを吸収しようとする前向きな姿勢と柔軟性がある人なのだな」
と、確実にポジティブな印象を持ちます。
特に、今回紹介した資格は、もっと学びたいと思った時に、さらに上位の資格を目指すことができるものばかりです。
どのような仕事でも活用できる土台の知識・スキルとして、まずは取り組んでみることをおすすめします!
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