「心機一転、新しい勉強を始めてみたい!」
「ただ、今まで何度も挫折してきた苦い経験も…どうすれば勉強を継続できるかな?」
…その気持ち、分かります。
「今日は絶対、〇〇時間勉強する!」と意気込んでみたものの、ついスマホや漫画に手が伸びて、
「少し遅めの開始でも大丈夫だよな」⇒「やばっ!もうこんな時間…」⇒「やろうと思ったことの5%しかできなかった…」
私も、何度こういう状況に陥ったことでしょう(苦笑)
そんな私も、独学でさまざまな工夫をしながら、「こうやると継続しやすいな」と実感した手法を取り入れ、日々学習に取り組んできました。
その結果、社会人になってから以下のような実績を挙げることができました。
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特にTOEICは、50歳を過ぎてから受験して900点を超えることができました。
現在はさらにTOEIC満点を目指して、毎日英語学習を続けています。正直なところ、勉強は苦にならず、挫折する気が全くしません(笑)
同年代の中高年の人たちにも、色々な勉強にチャレンジしてほしいと思います。
そこで、この記事では自分の経験から、ちょっとした工夫で挫折せずに勉強を継続できる3つのコツを紹介していきます!
勉強を続けるコツ① 「勉強は楽しい!」と思うようにする
「なに、いきなり精神論…!?」と思われてしまうかもしれませんが、これが意外に大事。
自分で「勉強って楽しい!」と思い込むようにするのです。
いわば、「ワクワク感を演出し、自分で自分をダマす(?)」という訳です。
子供の頃、多くの人が勉強を楽しいと感じられなかった一因は、「やる意義が分からず、やらされ感のあるもの」だったから。
多くの経験を積んだ大人は、勉強内容と現実とのつながり(抽象的・観念的なものも含めて)を見つけ出すのに長けています。
つまり、勉強する内容に意味・意義を見い出せるので、「楽しい!」という想いも持つやすくなるはずです。
その気持ちを持てれば、しめたもの。勉強の成果は約束されたも同然です。
「自分がレベルアップしているんだ!」と思い込む(?)ことで、ロールプレイングゲームのレベル上げをしているような感覚でもよいでしょう。
勉強を続けるコツ② 始めるハードルを極限まで低くする
人間には、いったん始めてしまうと、つい予定より長く続けてしまったり、なかなか終わらせることができなかったりする性質があります。
いわば学習版の「慣性の法則」ですね。
つまり、まずは手を付けるのが一番ハードルが高いのです。逆に言えば、いかにそのハードルを突破しやすくするかがカギ。
ついては、気負わずいつでも始められる態勢を整えておくようにしましょう。
私が実践している、具体的な例は以下の通りです。
「1分だけ勉強すればいい」と言い聞かせる
「とりえず1分だけ勉強しよう」と自分に言い聞かせてみる方法です。それならできると思えますよね。
これで、始めるまでの心理的ハードルを簡単に突破することができます。
1分だけでよいと思っても、実際には1分だけで終えるのはなかなか至難の業。
キリがよいところで終わらないので、大抵それ以上続けることになってしまうのです。
もし、いったん始めてどうしても気が乗らなければ…その時は本当にやめてもOK!
また後で1分取りかかればよいのですから(笑)
すぐに始められる準備をしておく
「スキマ時間を利用しよう」とはよく言われることですが、まさにその通りで、ごく短い時間でもぜひ有効活用しましょう。
机のすぐ手の届くところに問題集を置いて、一問だけでも解けるようにしておくとか、いっそのこと問題集を開きっぱなしにして、すぐに目を通せるようにしておくとか、さまざまな工夫ができます。
私の場合、英単語カードをPCの横に置いておいて、PC起動やお茶を飲む際に手に取り、10秒の間に1単語だけでも覚えるようにしています。
特に、超短時間では単語の復習などにとても向いていますよ。
また、スマホアプリを使っての勉強も多くの利点がありますが、ついネットやゲームをしてしまうリスクもあるので、注意が必要です。
勉強を続けるコツ③ やらなかった時の結果をリアルに想像する
次は、ネガティブな状況に陥るのを回避したい、という想いを利用する方法です。
勉強せずにダラダラ過ごしてしまい、後で「なんで時間をムダにしてしまったんだろう…」と激しく後悔→自己嫌悪に陥る… そんな経験は誰しもあることでしょう。
しかし、いったん過ぎた時間は決して戻りません。
そこで、そんな後悔の思いを先に疑似体験してしまうのです。
手順はこうです。
まず、目を閉じて、勉強しなかった場合のごく近い未来をできる限り具体的に想像しましょう。
- 何の知識もスキルも身に付いていない
- 今までと何も変わらずレベルアップしていない、
- 強い焦りや自己嫌悪を感じている
… そんな自分の姿を詳細に、現実感をもって頭に描くのです。
焦燥感や後悔の念を感じましたか…?
でも、安心してください!
目を開ければ、まだ手付かずの時間がそこにあります。さあ、時間を100%有効活用しましょう。
こんなふうに、近い未来のネガティブな状況をリアルに思い描くことで、それを回避しようという気持ちを利用して勉強に取り組む訳です。
勉強を続けるコツ【番外編】自分に関わりのある分野を選ぶ
さて、賛否両論があることを承知のうえで、最後に付け加えます。
今までの自分の経歴・経験を振り返り、関連のある分野を選ぶのが勉強を続けやすくするコツの一つです。
もちろん、全く新しい分野の勉強にチャレンジするのも素晴らしいこと。決して否定されるべきものではありません。
ただ、自分はどうも挫折しやすいと自覚している人は要注意。
「これを勉強していて、何の意味があるのだろう…?その先、何につながるのだろう…?」
そんな疑問がムクムクと頭をもたげてきがち。そうなると、勉強にも集中できず、やがて挫折…ということにもなりやすいのです。
一方、自分に関係のある(あるいは、これから関わる)分野だと、学んだことが活かせる見通しがつくので、そのような疑問が湧きにくい傾向にあります。
ついては、継続に自身の無い人は、なるべく自分とのつながりがイメージできる分野・テーマを選ぶのがよいでしょう。
私の場合、仕事で毎日英語を使うこともあり、英語力強化は実益に直結するので、TOEICを始めとした英語学習のやる気も一層高まります。
【まとめ】小さなコツを積み上げて成長しよう
上記で述べたコツは、どれも簡単にできることばかり。
とはいえ、他人が無理矢理やらせることもできないので、最終的には本人がやるかやらないかの問題です。
人生経験の長い皆さんであれば、「ある日、突然明るい未来が開ける」といった都合のよい幸運はないと、十分理解しているかと思います。
明日は今日の延長線上にしかありません。
『今日やらないことは、きっと明日もやらない』 — そんな心構えをもって、少しずつでも勉強を続けてほしいと思います!